令和5年7月8日(土)に、志布志文化センターの多目的室にて、医療法人SAKURA 医療講演会を行いました。
講演会では、志布志中央クリニックの紹介後、大隅鹿屋病院 循環器内科の部長である有馬 喬先生より心臓病についてのお話をして頂きました。
本来であれば、多くの方に参加して頂く予定でしたが、感染対策を考慮し今回の講演会は25名程の規模に縮小した講演会を開催させて頂きました。
公表につき、また令和5年10月頃に再公演を行う予定となりました!!
日程が決まり次第皆様に広報致します( *´艸`) ご興味のある方は是非ご参加ください(''◇'')ゞ
今回の医療講演会の様子を一部紹介致したします🎵
医療講演会パンフレット
🍱ランションセミナー喜ばれましたので、次回も是非検討していきたいです♬
・医療法人SAKURA 統括部長 坂口高子による志布志中央クリニックの紹介
紹介内容の一部を掲載致します。
毎週水曜日は内視鏡検査、毎週金曜日の午前中は循環器内科の診療を行っております。祝日は休日加算が算定されますが、救急診療・発熱者外来診療・通常診療を行っております。
医療は勿論、訪問や介護・保育園(企業主導型)などの施設があり、全部で12施設の事業を展開しております。
当法人では、医療だけでなく介護、訪問、老人ホーム・保育園の施設があり、
●地域連携室
患者様の入退院やターミナルケアなど様々な相談を受けております。また、高齢者施設への紹介も行ったり、他医療機関の連携室と連絡を取り合い、受け入れたり転院の手続きを行なったりしています。
●健康診断
人生には、上り坂、下り坂、まさか...があります。重い病気などになったら、「まさか自分が...」と思うかもしれません。そうなる前に、「少し体調がおかしい...」とか、「何か変だな?」と思ったらすぐに検査を受けて下さい。定期的な「健康診断」や「人間ドック」が大切です。当院でも健康診断や人間ドックを受けて、早い段階で病気を発見できた方が沢山いらっしゃいますので、定期的な健康診断や人間ドックを受ける事をお勧め致します。
・医療講演:医療法人徳洲会 大隅鹿屋病院 循環器内科部長 有馬喬先生による心臓病教室。
一部こっそり内容をおしえちゃいます(>_<)!!
・日本人の死因について
日本人の死因として、悪性新生物や心疾患が多いですが、早く見つける事が大事です。早期発見でき れば死亡率も下がりますので、定期的な検査が大事です。
・喫煙者へのリスク
喫煙者は癌になる確率がかなり上がります。それ以外にも色んな病気を引き起こしやすくなるので、このようなリスクを少しでも下げるために1日でも早く辞めることをお勧めします。
喫煙者のたばこから出る煙を「副流煙」、吐いた煙を「呼出煙」と言い、非喫煙者がこの煙を吸い込むと、喫煙者と同じリスクとなりますので注意が必要です。
喫煙を続けていると動脈硬化がおこり、血管の内膜に目に見えない傷が付き、そこにコレステロールがたまりやすくなり内膜が膨らんできます。やがて内膜が破れてしまい血栓となり、その血栓にて血管が詰まってしまう。動脈と名前が付くすべての血管にこの症状が起こり得ます。
・動脈硬化について
動脈硬化とは2つの形態があり、血管が詰まる症状と「動脈瘤」と言って血管が膨らむ症状があります。動脈瘤が破裂すると死に至ります。動脈瘤の治療をしている方は狭心症の検査を、狭心症の治療をしている方は腹部エコーの検査をするのがとても大事です。
・心筋梗塞について
血管がくびれて狭くなっている部分が狭窄部位になります。この狭窄部位が詰まって血液が流れなくなる事を「心筋梗塞」と言います。
”大事なのは、心筋梗塞にならない事!”
狭心症の段階で見つけて、狭心症の段階でステント治療やバイパス治療を行うのが大事です。血管が完全に詰まってしまうとカテーテルでの治療が出来ないので、詰まる前に治療を行う事が大切です。
・ASO(閉塞性動脈硬化症)とは
ASO(閉塞性動脈硬化症)とは、血行障害が手足などの末梢の血管に生じた状態を言います。発症者の多くは60代以上の男性で、喫煙が大きなリスクとされています。
・V-A ECMO(エクモ)について
下の画像は、コロナ感染症で有名になった、V-A ECMO(エクモ)と言い、このV-A ECMOは、静脈脱血・動脈送血を行う器械で、心臓と肺の役目をします。大隅鹿屋病院には、このV-A ECMOが3台備わっています。
・志布志中央クリニックでできる検査と大隅鹿屋病院でできる検査の比較。
心臓の検査に関しては、志布志中央クリニックで出来ないのは、赤い線で囲った検査だけになりますので、大隅鹿屋病院まで行かなくても、これだけの検査は志布志中央クリニックで行える事になります。
症状が無い患者さんなどの外来診療や定期検査は、志布志中央クリニックで受けて頂き、カテーテル治療や手術、24時間365日の救急対応は大隅鹿屋病院が行いますので、志布志中央クリニックで診療されている患者さんで何か症状があった場合は、大隅鹿屋病院との密接な医療連携にて紹介が可能です。
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・フレイル予防体操
医療講演の最後に、作業療法士と看護師による「フレイル体操」を参加者の皆さんと行いました。
フレイルとは、「加齢に伴って心身の衰えた状態」を指します。努力次第では身体機能や認知機能などを回復させることが可能です。
タオルなどを使って腕や上半身や足の運動を行いました。ご自宅でも気軽に行えるので、フレイルの予防に日頃からの運動を心掛けて下さい。
・その他
栄養補助食品の試食ブースも設置しました。栄養補助食品は、あまり美味しくないイメージがありますが、味にも色々なバリエーションがあり、とても美味しく頂けて参加者の皆さんにも好評でした。
野菜などの食べ物だけで1日に必要な栄養を補うのはとても大変です。このような栄養補助食品を併用して頂くと、簡単に必要な栄養が摂れますので、是非お試し下さい。
また、この様な医療公演を行いますので、その際は是非お気軽にご参加下さい。