令和6年2月10日(土)に串間市総合保健福祉センターにて、串間市民病院と大隅鹿屋病院と志布志中央クリニックによる医療連携講演会を開催致しました。
講演会では、志布志中央クリニックの紹介後、串間市民病院の外科である高屋先生に、胃がんと大腸がんについてと、大隅鹿屋病院の循環器内科部長である有馬先生に、心臓病についてのお話をして頂きました。
今回は、60名以上という大勢のご参加と、大変お忙しい中、講演会の合間に駆けつけて下さいました、串間市民病院の江藤院長先生よりご挨拶をして頂き、大盛況となる講演会となりました。
それでは、今回行われた医療連携講演会の一部をご紹介いたします。
医療連携講演会パンフレット
医療法人SAKURA 理事長 安田 裕一による挨拶
串間市民病院 院長 江藤 敏治先生によるご挨拶
大変お忙しい中、時間の合間に駆け付けて下さいました。
医療法人SAKURA 理事 久我 有希による志布志中央クリニックの紹介
串間市民病院 外科 高屋 剛先生による「胃がんと大腸がんについて」
・日本人の死因について
癌が死因の第1位。3人に1人が癌で死亡。生涯の内、2人に1人は癌に羅患すると言われています。その中でも「大腸がん」が一番多く、年間14万人以上が羅患しているそうです。
・癌の予防について
定期的な検診等による早期発見が大事!
・症状による受診の目安
いつもと違う症状が続くようであれば、迷わずに受診を受けて下さい。
・検診について
症状がないうちに検診を受けることが望ましいです。症状が出てからでは遅い場合がありますので、年に1回は検診をうけましょう。
・胃がんのリスクについて
胃がんの最大のリスクはピロリ菌に感染することです。乳幼児期の経口感染として、「近親者からの口移し」や「上下水道の整備不足」などがあげられます。家族にピロリ菌感染者がいなければ、子供がピロリ菌に感染する可能性は低いです。
・胃がんの予防として
ピロリ菌に感染させない。なるべく早期にピロリ菌を除菌する。喫煙や飲酒を控えるのも大事です。
胃がん、大腸がんの事で相談したいことがあれば、まずは病院へ電話して下さい。予防できる病気、早期発見によってより負担の少ない治療で治る病気についてお力になる事ができると思います。
志布志中央クリニックで診療されている患者さんで何か症状があった場合は、串間市民病院との密接な医療連携にて紹介が可能です。
大隅鹿屋病院 循環器内科部長 有馬 喬先生による「ドクター有馬の心臓病教室」
・串間市民病院からのアクセス時間等
串間市民病院から、より高度な医療が受けられる病院までは近くても1時間弱かかってしまいます。
・日本人の死因について
悪性新生物(癌など)に続いて心疾患が主な死因の1つとなっています。
・志布志中央クリニックでできる検査と大隅鹿屋病院でできる検査の比較。
心臓の検査に関して、志布志中央クリニックで出来ないことは、赤い線で囲った検査だけになりますので、大隅鹿屋病院まで行かなくても志布志中央クリニックでも行えます。
症状が無い患者さんなどの外来診療や定期検査は、志布志中央クリニックで受けて頂き、カテーテル治療や手術、24時間365日の救急対応は大隅鹿屋病院が行いますので、志布志中央クリニックで診療されている患者さんで何か症状があった場合は、大隅鹿屋病院との密接な医療連携にて紹介が可能です。
ご清聴ありがとうございました。
次回は、令和6年5月頃に講演会を予定しております。
またご案内いたしますのでお気軽にお越し下さい。