健診・検査科は診療放射線技師2名、臨床検査技師1名体制で日々の業務に携わっております。
クリニックの理念でもある患者様、住民の皆様、地域の皆様のニーズに応えられるように日々精進してまいります。
健診・検査のことで分からない事があればお気軽に担当者までお尋ねください
X線(レントゲンとも言う)を用いた写真撮影を行います。
X線には物質を透過する性質とフィルムに感光する性質があるので、体内を通り抜けたX線が体内内部の情報をフィルムに焼き付け、X線写真となります。
一般撮影はCTやMRIなどに比べて撮影時間も短く、救急時などに全体像をすばやく知る必要がある時にも非常に重要な検査です。
・撮影の際、着替えの必要がある時には、放射線技師が説明を致します。服装 によってはそのままで撮影することも可能です。
・撮影部位により息止めが必要な検査があります。また、撮影部位ごとに様々 な体位をとって頂く事がありますので放射線技師の指示に従って下さい。
・妊娠されている、又は可能性のある方は検査前に必ず医師、又は放射線技師 に申し出て下さい。
当クリニックでは、16列の検出器を持ったマルチスライスCT(canon社製Aquilion Lightning)を備えております。
頭部の通常撮影では、5mmの厚さで26~30枚ほどの写真を撮影し、画像を多方面から観察することも可能です。胸部や腹部は、10~20秒ほどの息止めで撮影が終了します。
また、特殊な検査としまして造影剤を使用し、血管と骨の位置を立体的に観察できる3D画像処理も行っております。
尚、放射線(X線)を使用している為、妊娠の可能性のある方は検査が受けられないこともありますので、事前にご相談下さい。
2018年6月より、X線骨密度測定装置を新規導入しました。
今回導入した装置は、測定精度が良好で再現性も良いDEXA法(二重エネルギーX線 吸収法)を用いて測定する装置です。
DEXA法とは、二種類の異なるエネルギーのX線を用いることによって筋肉や脂肪に関係なく、骨成分だけを測定する方法です。
骨密度とは、骨を校正しているカルシウムなどのミネラル類が骨にどれくらい詰まっているかを表すもので、骨の強さを示す指標です。この骨密度の状態を調べる検査が骨密度測定です。
高齢化社会に伴い、骨折の原因となる骨粗鬆症への関心が高まっております。本装置では、骨粗鬆症による骨折が生じる部位である腰椎と大腿骨頚部の骨密度を測定しております。
用途としては手術室にて透析患者様のシャント閉塞や狭窄をおこした箇所でバルーンを拡張させる経皮的血管形成術で使用します。
手術の際は、X線透視下で位置を確認しながら行います。
人体には無害な超音波を体表面より目的臓器に向けて入射させると、密度の異なった各組織の境界で超音波が反射(エコー)されます。この反射が帰ってくるまでの時間とその強さを受信し、強い部分は明るく、反射が帰ってくるまでの時間が遅い部分は暗く表示し、画像にする検査です。
心臓などその場で動きを見ることができたり、腹部臓器(肝臓、胆嚢、膵臓、脾臓、膀胱、前立腺、子宮、卵巣)や表在臓器(甲状腺、乳房など)を多方向から苦痛なく検査することができます。
X線と違い、被曝の無い検査です。
患者さんが難聴、耳鳴りを訴えたときにまず行う検査が純音聴力検査です。
その結果を記したグラフを純音オージオグラムと言います。
オージオグラムが読めると様々なことがわかります。